【JFCAコラム】「人生100年時代を生きるサッカー指導者」指導者にあった資産運用とは③
現在、プロクラブのコーチだけでなく、街クラブでもプロコーチとして生計を立てているコーチが多くいます。
今回は、そんな指導者が幸せな人生を送り、指導者として、ステップアップしていくためのヒントとなる連載の第3回です。
執筆者は、資産管理のプロフェッショナルの馬場勝寛氏(株式会社Horse IFA Partners(https://horse-ip.com/service/) 代表取締役社長) です。
第3回は、限られた収入を生かした投資について考える内容となっています。
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【複利】
私が生まれるよりも昔、郵便局の定期預金に10年預けておくと、資産が倍になる時代があったそうだ。野村證券時代、ご高齢のお客様先に伺うと、よくこの話題になった。仕組みは単純で、年間7%で10年間複利で運用すると倍になる。銀行金利が高かった時代であれば難しい話ではないだろう。証券会社出身の者から言わせると、年7%は決して簡単ではないが、そこまで高いハードルでないようにも感じる。例えとして適正かは分からないが、10年前にソフトバンクの株を購入した人は、5倍になっている。投資の世界において10年で倍と言うのは決して身近にない事ではない。だた少なくても金融リテラシーの低い日本においては、銀行にただただ預けている人からすると有り得ない話になる。もちろん逆もしかりで、2000年に光通信の株を購入した人は10分の1になっている。複利の話題に話を戻すと、年間7%だと10年で倍になるが、例えば年間5%でも30年あれば3倍以上になる。指導者の方で特に若い方は、収入こそ少ないかもしれないが、その分時間を味方にすることが出来る。時間を味方につけて、複利運用を実践していくと良いだろう。
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執筆者プロフィール:
馬場勝寛
・現職:株式会社Horse IFA Partners(https://horse-ip.com/service/) 代表取締役社長
(事業内容)資産運用、タックスマネジメント、生命保険と法人保険、法人のコスト削減、プロサッカー選手が現役、そしてセカンドキャリアを歩む上で、徹底した資産管理を行い、豊かな生活が送れるようサポート致します。
・経歴:1990年茨城県つくば市生まれ、2013年筑波大学体育専門学群卒業。 2013年野村證券株式会社入社。静岡支店にて中堅企業とそのオーナー様を担当し、その後、本社人材開発部付きで、海外修練4期生として中国の北京へ渡航。
2018年にIFAとして独立。
2019年2月、株式会社Horse IFA Partnersを創業し、現在に至る。
趣味はサッカーで、高校時代にはインターハイで全国制覇。個人では大会優秀選手に選出される。